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代表挨拶

夢劇のホームページにお越し戴き、ありがとうございます。

私共、夢劇は、2017年3月より 、東京で本格的に活動をはじめた劇団です。
この劇団は、演出家である藤間健と脚本家の楽静を中心に、二人の作品創りに共感する仲間によって立ち上がりました。

現在、演劇のジャンルは「悲劇」、「喜劇」という大きな枠を出て、より自由に多岐に広がり、「岸田國士全集28」岩波書店(1992(平成4)年6月17日発行)の中の演劇の様式―総論でも取り上げられていますが、数多くのジャンルが存在しています。そんな中、当劇団の扱う演劇ジャンルは「夢史劇」です。皆様、初めて聞く言葉だと思いますが、「夢史劇」とは、なんなのかを下記でご説明していきます。
「夢史劇」を説明する上で避けては通れない2つの大切な演劇ジャンルは「歴史劇」と「夢幻劇」です。ですのでこの2つから解説していきます。

まず「歴史劇」とは、歴史を素材にした演劇のことで、史劇(しげき)とも呼ばれています。英語では、historical playと呼ばれています。
次に、「夢幻劇」とは、夢における人間生活を描いた戯曲のことを指します。英語では、dream playと呼ばれています。

当劇団ではこの2つのジャンルを融合し、世界の歴史上の中に存在している、
"もし~が~だったら"という歴史上のIf、可能性の扉を開いていきます。

ですので、「夢史劇」とは「歴史劇」+「夢幻劇」になります。
当劇団では、if(dream) historical playと言っています。

さて肝心の内容ですが、史劇と言っても、ただ歴史の再現劇をやるわけではありません。また、「夢幻劇」といっても、なんの根拠もなく勝手に歴史上に世界をつくるわけではありません。
「夢史劇」にもルールがあります。
歴史上の時代背景、その時の状況、証言、証拠を元に、あくまで歴史の見ている角度を変えるだけであって、存在している歴史を否定することなく、
事象の可能性を探求していくというのがルールです。
演出の藤間と脚本の楽静はすでに、2つの「夢史劇」を創り上げすでに公演をしています。そして、この劇団の立ち上げで第三弾が封切りとなります。
そして新ジャンル「夢史劇」を扱う夢劇のモットーは「お客様と共に」です。一緒に歴史のもう一つの可能性を探す旅に出ましょう。
劇団員一同、皆様と劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

2017年4月吉日
夢劇代表 藤間 健


藤間健 -Fujima Ken-


舞台演出家。1984年生まれ。東京都在住。中央大学法学部卒。
フランス演劇クレアシオン代表。夢劇代表。劇団J.A.M!代表。
NPO法人ペタアートネットジャパン理事。一般社団法人日本演出者協会会員(広報部・法務部)。
公益社団法人国際演劇協会(ITI/UNESCO)日本センター会員。日仏演劇協会会員。
俳優として舞台に立ちながら、舞台演出を学ぶ。心理描写を大切にした演技指導、演出には定評がある。
2009年東京都多摩市の招聘を受けて総合監督、演出を務めた『創作音楽劇アンネの日記2009』には多くの再演希望が届いている。
2012年震災復興祈念 明日への輝望プロジェクト「ふくしま・みんなの演奏会~西本智実さんと共に~」では実行委員として
演出・舞台監督を務めている。
また高校演劇指導員や東京都稲城市で演劇講師をしている。
2016年より翻訳家であり演出家である岡田正子氏に師事し、さらなる研鑽を積んでいる。
また2017年1月よりフランス演劇クレアシオンの代表を務めている。




劇作家挨拶

劇作家より

初めまして。あるいはご無沙汰しております。楽静(らくせい)です。

漫画やアニメでおなじみの『ドラえもん』に『ぼく、桃太郎のなんなのさ』という作品があります。映画になったのは1981年。タイトルはダウン・タウン・ブギウギ。バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」の歌詞「あんた、あのこのなんなのさ?」のパロディらしいですよ。なんてことを、今この文を書くために記憶を思い出そうとwikiを覗いて知り驚いたんですが、まずこれを読んでいる方の中で『ダウン・タウン・ブキウギ・バンド』が分かる人がどれくらいいるんでしょうね、とそれはともかく。あ、この先ネタバレしていきます。お気を付け下さい。

この『ぼく、桃太郎のなんなのさ』は作品自体も桃太郎のパロディみたいな話なんですが、作中、桃太郎の鬼が、「実は難破して日本に流れ着いたオランダ人である」という説が使われていて、幼心にありえる話だなと思わされたものです。この作品のおかげで、後に野田秀樹さんの『赤鬼』を見た時、すっと舞台の世界に入っていくことが出来ました。私の中で『赤鬼』に出てくる鬼(とされる男)はドラえもんに会えなかったオランダ人です。切なさが倍増します。さすが『ドラえもん』こんな話をいつか書いてみたいものです。

これは『桃太郎』という物語の中の「もしかしたら」ですが、そんな風に歴史の中の「もしかしたら」を探して毎回筆を手に取って います。それは、極悪人とされた権力者の純愛かもしれません。あるいは、混乱を引き起こしたテロリストと呼ばれた男の本当の目的かもしれません。どんな歴史の「IF」が綴られるのか、どうぞご期待ください。

最期までお読みいただき、ありがとうございました。
2017年3月某日 REFLECTION(Mr.Children)を聴きながら
楽静

楽静 -Rakusei-

1982年 横浜生まれの横浜育ち。 大学在学中より、一時間劇を中心に作劇。 高校演劇という隙間産業で細々と生き延び、作数だけは多い。 某高校演劇部の指導員となり何度か県大会へ進出を果たす。 劇団AKIO主宰。思い出したように公演を重ねている。